メディシノバの株価分析へのコメント

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2011年12月期第2四半期決算業績の報告があった。しかし、今回の報告には、何のニュースも無かったどころか、大きく期待を裏切られたと言うか、唖然とさせられた。
それは、MN-221（cl-007）の治験実績人数である。今年度上半期の実績は、10名/月にも満たない9.2名/月である。4月の説明会での14.3名/月の2/3のペースである。
松田和子氏のブログは、何だったのだろうか？資金調達のため悪い情報は、伝えられないのはいいとしても、株主に全く逆の印象を持たせる内容のブログは許されるのだろうか？彼女への信頼性を一気に失わせるに十分な内容となった。今年6月までの累積治験数は、公表されていないので、過去の目標設定値から推測するとプロトコル改定前の2010年8月末までの治験数は、35名である。
あと、2010年12月分は推測するしかないが、せいぜい15名程度であろう。
とすると、2011年6月末までの治験数は、126名程度と考えられる。当然2011年9月末での完了は無理で年内の完了予定と変更された。今年中の（治験結果の纏め→）ＦＤＡへの提出を考え、11月中の完了するとしたら、15名/月の治験数が必要で相当苦しい危機的状況にあると言わざるを得ない。
ここで冷静に考えると、メディシノバとしては、取敢えず年内一杯の完了としても資金ショートはしないはずなので、12.3名/月以上のペースを全力を挙げてやりきる。
又、来年以降の開発資金調達を早く達成する事。
当然、今回の報告でもあったようにワラント分の増資と1,500万ドルの資金調達は出来ていない。ＺＭＣとの導出交渉を治験数200ではなく、150名程度で交渉する事も背に腹は代えられない選択肢と考える。
次回の決算説明会には、明確な説明が求められる。
しかし、今回の機関投資家やアナリストの動画は、聞き取りにくく敢えて、分かりづらくしているのでは？とかんぐりたくなるような音声録音の質であった。
それにしても、機関投資家やアナリストは、何を質問していたんだろう？何も基礎知識のない人間を出させたのか？そう言えば最近の大手メディアの記者連中の程度の低さには、あきれるばかりだが投資機関も同様か？